J.フロント リテイリングは7月22日、子会社の大丸松坂屋百貨店が、 心斎橋共同センタービルディング(SCB、大阪市)を完全子会社化すると発表した。取得金額は83億9200万円。

 SCBが保有する建物は、1970年から「大丸心斎橋店南館」として営業し、同社の心斎橋エリアにおける戦略的拠点となっている。直近では特選ブランドやインバウンド向けの化粧品売り場、免税カウンターなどを運営中だ。 また、大丸心斎橋店本館や心斎橋パルコとともに、商品連携や共同販促、周辺他社施設とのエリア連携、人財交流などを積極的に展開、百貨店とパルコの相乗効果向上を図っている。

 現在心斎橋エリアは、インバウンドを含めた来街者の増加、また大阪市が推進している御堂筋の側道歩行者空間化などにより、より一層の発展と魅力向上が見込まれる。同社では、SCB子会社化により、心斎橋エリアにおけるリテールの拡張や街の賑わい創出・魅力向上を加速する考えで、「グループのプレゼンスをさらに強化していく」としている。

 なお本株式取得は2回に分けて実行する。第1回株式譲渡日は2024年7月31日。第2回は25年7月31日をそれぞれ予定している。