取引先の来場者数およそ800名。5月10日、都内ホテルで開かれたウエルシアホールディングス(HD)共栄会に参集した取引先メーカー、日用品、食品卸の人の波は会場を埋め尽くし、ウエルシアHDへの期待と支持の厚さをうかがわせて余りあるものだった。

 冒頭、池野隆光会長兼社長(写真左から2人目)は、松本忠久前社長の不祥事を詫び、「当初社内の動揺はあったが、案外早く収まった。当面、私が会長兼社長を兼務するのでよろしくお願いしたい」と挨拶。取引先最大の関心事ツルハHDとの経営統合に話を移し、相乗効果、海外展開など幅広く話し合いを進めていると明かし、「統合までの期間が3年後では長い、個人的にはもっと早い方がいい」と意欲的な踏み込んだ発言も見せた。最後は「ウエルシアHDは、地域になくてはならない、地域を支える企業でありたい。調剤併設のドラッグストアを作り続け、それが地域を支える力になることを目指していきたい」と、ブレのない戦略構想で挨拶を締めくくった。

この記事の購読は有料購読会員に限定されています。
まだ会員登録がお済みでない方はこちらから登録ください。
有料購読申込

すでに会員の方はこちらから