東京都などの主催で、4月27日〜5月26日の間、未来都市モデルを発信する国際イベント「SusHi Tech Tokyo 2024」(東京都江東区)が開催されている。
有明会場の様子
サステナビリティを推進する取り組みの一つとして、2050年の東京が体感できる最新のテクノロジーを紹介。
メインとなる「ショーケースプログラム」は、有明アリーナを主とした四会場で実施。有明アリーナの一階では、フロアを「Move」「Shop」「Work」「Learn」「Live 」「Play 」「VRStage」の七つに分け、65を超える企業・団体がそれぞれのエリアでコンテンツを披露する。
Shopエリアでは、未来の「コンビニ」と「アパレル」をイメージし、DXによる省人化店舗を具現化。
「未来コンビニ」では、飲料の補充を遠隔操作ロボットがテキパキと行い、人手に頼らない未来の店舗像が垣間見れる。ただこのシステムは既に、ファミリーマートの300店舗で実装されており、今回展示されたロボットは補充速度がアップした最新機種という。小売業の人手不足が深刻化している今、こういった最新鋭の技術の活用はもう始まっているようだ。
一方「未来アパレル」は、仮想の試着システムや衣料ロス削減を目指すデジタル技術を公開。「残布」が問題視されるアパレルでは、縫製を3DCG(3次元コンピュータグラフィックス)で行うことで余計な布を使わないサステナブルなアパレルを提案する。こちらも端材が出やすいデザイナーズブランドなどが既に導入中という。
このほか、Moveエリアでは、宇宙エレベーターや空飛ぶクルマ、巨大ロボットなどが登場。近未来を間近に感じられる体験が充実している。
未来コンビニでは、最新の遠隔操作ロボットが飲料補充を行う
未来アパレルでは衣料ロス削減を目指したサスティナブルなデジタル技術を紹介
VRフィットネスを実際に体験できる場も設けている
空飛ぶクルマ
動くロボット
2050年の完成を目指す宇宙エレベーターを再現