クオールホールディングス(HD)は2024年度から3カ年の業績目標を発表し、26年度に売上高3000億円、営業利益240億円を目指す方針だ。
そのために、主力の保険薬局事業で「質の向上」を打ち出し、コロナ禍以前の成長率への回復(プラス4%以上)や40億円規模の利益性改善(7%向上)を目指す。また、積極的なM&Aや新規出店も継続する。24年5月には、これまで空白だった山梨県に調剤薬局を18店舗運営するダイナがグループ入りしたことで、関東地方の店舗数が396店舗に増加。全国で947店舗となった。一部店舗で調剤薬局併設型コンビニを展開しているローソンがKDDI傘下入りし上場廃止となる見込みだが、5月21日に行われた24年3月期決算説明会で中村敬社長が「今後も一緒にやっていく。引き続き出店していく」と述べた。