ドイツのディスカウントストアチェーン、アルディは朝食向け商品の価格を最大21%値下げした。グループのアルディ・ノース(ドイツ北部地方中心)、アルディ・サウス(ドイツ南部地方中心)の両社で同時に実施している。
「ミューズリー(オートミールなど穀物にドライフルーツ、ナッツを混ぜたシリアル食品)からコーヒーまで」と銘打ち、自社ブランド品の価格を5月6日から引き下げた。
ブランド別に紹介すると、「ガット」のオーガニック・ベーシック・ミューズリー(750 gまたは500gパック)が1.79~ 2.29ユーロで 従来比21%値下げ。乳製品の自社ブランド「ミルサーニ」では、ヨーグルト「アルピーグルト」の150gカップが0.35 ユーロから 0.29 ユーロへ (17%値下げ)。クリームヨーグルトやデザートが10%値下げ、クリームケフィアが9%値下げ。
コーヒーでは、カプチーノの「モレノ」(ノース)、「アマロイ」(サウス)が5~9%値下げ、「バリシモ」のフェアトレードのコーヒー豆が1%値下げ。食パン「ゴールドイヤーズ」でもサンドイッチ用や全粒粉のトーストが7%引きとなっている。
アルディの自社ブランド品は消費者の評価が高く、調査機関「カスタマーモニター」によるドイツ全土の消費者調査(2023年)では「食品ディスカウント部門」の27項目で第1位を獲得している。