3月22日に機能性表示食品の「紅麹」関連サプリの使用中止と自主回収に関する告知が発表された。その後、政府は食品衛生法を改正する意向を示し、健康被害情報の国への報告を義務化する検討を始める。消費者庁に機能性表示食品のあり方検討対策チームを設置し、機能性関与成分の安全性、衛生管理といった見直しの議論を始めている。くすりの福太郎でもお客からの問い合わせが殺到し、保健所の立ち入り検査への対応を迫られた。健康食品売り場全体の再構築も検討している。

 健康食品は、コロナ下でビタミン関連商品や亜鉛のサプリメントが牽引して2021年度、22年度と好調に推移してきました。23年度は、日配品で話題となった乳酸菌関連商品を追い風に乳酸菌入りサプリの売り上げが拡大。直近では日常生活でストレスを抱えるお客様が増えていることから、それに対応するサプリや錠剤を幅広く陳列。睡眠改善の「ネルノダ」(ハウスウェルネスフーズ)やストレス対策サプリなどの付加価値商品が売り上げを伸ばしています。その結果、毎年105%以上の伸びで好調に推移してきました。

消費者視点の話題の素材や商品を取り込み美容ドリンク・コラーゲン売り場を強化
ドリンク剤から飲みやすいゼリー飲料への購入シフトが一気に進んだ
青汁では機能性表示食品を付けた付加価値商品の品揃えを充実させている

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