業績回復に向けた各種施策が回り始めたようだ。ミニストップの2024年2月期決算は、営業総収入790億円(前期比2.7%減)、営業損失6億円となったが、営業赤字が前期の10億円から4億円改善、藤本明裕社長は、「黒字化まであと一歩のところまできた」と、各種施策の手応えを口にした。

 同社は、2018年度に5億円超の営業赤字に転落、その後赤字幅が拡大、20年度には55億円超にまで達していた。そこで、国内事業の競争力強化を図るとともに、海外事業も、22年度までに中国、韓国、フィリピンから撤退、ベトナム事業に経営資源を集中した。その結果、営業赤字は年々縮小、昨年度は6億円まで改善し、経常利益も5期ぶりの黒字化を実現した。

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