ミニストップは8月15日から9月4日まで、全国のミニストップ店舗にて「夏はガッツリ!カレーフェア」を開催する。米飯からホットスナック、パン、菓子、サラダ、スープなど、幅広いカテゴリーでカレー関連商品を展開する。
目玉は、日本最大級のカレーの祭典「神田カレーグランプリ」で2015年に殿堂入りした「日乃屋カレー」監修の計7品だ。各商品、日乃屋カレーならではの、初めは甘く、徐々にスパイス風味と辛さを感じる味わいを再現した。
「タルタルチキンカレー」はつゆを使用した和風仕立てで、ルーの上にかかった特製タルタルソースによる「味変」も楽しめる1品だ。「焼きカレーパン」は、もっちりとした蒸し焼きパンを採用し、カレーフィリングとの相性抜群。「カレーソースのハンバーグカツ」はハンバーグカツにカレーソースをかけたボリューム感のあるおかずとなっている。ミニストップは専門店の味を武器に、夏に高まるカレー需要の囲い込みを図り、来店客数アップを狙う。
このほか、店内加工の「Xフライドポテト」「クランキーチキン」、定番の「から揚げ弁当」に、価格は据え置き、15種のスパイスを使用した「カレー塩」を添付する。季節エンドではカレーフレーバーのオリジナルスナック菓子やレトルトカレー、カップラーメンなどを展開。店全体を巻き込み、カレーフェアを盛り上げる。
8月14日に開かれた発表会では、カレーフェアの応援隊長に就任した、人気YouTuberグループ「東海オンエア」のメンバー、しばゆー氏と虫眼鏡氏が出席。両氏による試食会を通し、商品のおいしさをマスコミ関係者に紹介した。東海オンエアとのタイアップについて、ミニストップの板東功太郎執行役員商品統括本部長は「MZ世代に人気の高い東海オンエアさんを起用することで、若年層の新客獲得を期待しています」と力を込める。フェア期間中には店頭への誘引を狙ったキャンペーンとして、抽選で「東海オンエアサイン入りポスター」「サイン入りフェアポップ」が当たるレシート応募企画を実施する。また、ミニストップは7月から全国で店内加工ファストフード(FF)のモバイルオーダーを開始しているが、この販促物にも東海オンエアを起用。若年層を中心とした利用者の普及、固定化を図る。
ミニストップは中長期的な方針として、少ない店舗数をカバーするため、多様なチャネルを活用したOMO体制の強化、物販コンビニから脱したコミュニティー拠点への進化を掲げている。これに向け、モバイルオーダーの認知拡大を強化するほか、EC事業の拡大、デリバリー専用商品の開発を含めたクイックコマースとの連携に引き続き力を入れていくとした。ECについては、現在自社サイトでの展開のほか、大手プラットフォームへの出店を推進。ヤフー、楽天に続き、直近ではAmazonでもFFの冷凍大袋などの販売を始めている。デリバリーについては、お客が利用できるキャリアを拡大するほか、ドライアイスを入れて届ける冷凍商品など、品揃えも強化する計画だ。
フェアで展開する商品の一例。