高島屋の2024年2月期決算は33年ぶりの最高益を達成した。
国内百貨店が牽引。トップラインが上がったことに加え、前年から取り組んでいる庶務費や宣伝費の見直しなどのコスト構造改革の成果が表れた成績となった。
4月12日に開催した決算説明会において、村田善郎社長(冒頭)は「筋肉質な体質が出来上がってきた」と評価する一方、収益については「コロナ5類移行に伴う『コロナリバウンド』や、為替が追い風となるインバウンドの急増などの要因も多分にある」と分析。今期(25年2月期)は「われわれの本当の力が試される年」と気を引き締めた。