高島屋は、8月10日、オンラインストアをリニューアルした。

 新しいサイトの特徴は、多種多様な商品を扱う百貨店の強みを生かし、衣料品から日用品、食品まで、カテゴリーを越えた商品を、ライフスタイルを紹介する中で提案する点だ。例えば、「暮らしを彩る朝生活」をテーマに、モーニングルーティーンや朝食についての情報を提供しながら、関連する商品を紹介。読者は情報記事を読みながら、商品を閲覧、気に入れば購入もできるという具合だ。

ライフスタイルを提案する記事の中で商品を紹介。気に入れば購入できる仕組みにした

 さらに、ギフトの利用が多い百貨店ならではの取り組みとして「ウィッシュリスト」の機能も設けた。気に入った商品をリストアップし、それをオンラインストアの会員以外とシェアするというもので、結婚・出産祝いなどに欲しい商品を友人や家族にリクエストするなどの利用を見込んでいる。

気に入った商品の情報を家族や友人とも共有できるようにして、結婚祝いや出産祝いの「ウィッシュリスト」としての活用を見込む

 このほか、購入者による商品レビューやチャット形式での商品検索など、買い物をアシストする機能に加え、クーポンやお気に入りのブランドの新着情報など、個々のお客の好みや関心に合わせた情報提供機能も装備。また、オンラインサイトへの訪問者の7割がスマートフォン経由であることから、サイトの仕様もスマホ向けに改めた。

 今回のオンラインストアのリニューアルは、中期経営計画で掲げたEC強化の一環だ。高島屋の昨年度の業績は、新型コロナの影響を受け、連結営業収益が前年度比25.9%減と大幅に減少した一方、巣ごもり需要を取り込んだECは、売上高が同60.5%増と大きく伸長した。コロナの収束が見通せない中、ECの需要拡大は今後も続くと見て、同社は、2023年度のEC売り上げ目標を19年度比約2.7倍の500億円に設定、事業の強化を進めている。