ヤマト運輸が6月10日から、5600万人以上が登録する個人向け会員サービス「クロネコメンバーズ」会員を対象に、「宅急便」「宅急便コンパクト」の受け取り方法に、「置き配」を追加する。
ECの普及などを背景に宅配便の取扱個数は増加、2022年度には約50億個に上った。一方、ライフスタイルの多様化などから再配達も増えており、23年10月時点で1割強が再配達となっている。ヤマト運輸でも、宅配ロッカーなど自宅以外の受け取り場所の拡大や、「置き配」にも対応したEC事業者向け配送商品「EAZY(イージー)」を開始するなど、対策を進めてきた。加えて、EC大手のアマゾンなどが「置き配」を導入したこともあり、社会的にも「置き配」へ認知やニーズが進んだことから、今回導入を決めた。なお、「クール宅急便」「宅急便着払い」「宅急便コレクト」は対象外となる。