既存店と違う「タイプB」、高シェア地域でドミナント強化

 カスミは3月29日、千葉県茂原市に「フードスクエアカスミ東茂原店」をオープンした。JR外房線茂原駅から車で約5分、国道128号線沿いの立地で、3月10日に閉店した大芝店から約400mの場所にある。1次商圏(0~0.5km)に1266世帯、2次商圏(0.5~1km)には2456世帯が居住する。

 千葉県では40店舗目となり、地盤の茨城県(108店舗)に次いで多い。また、茂原市には同店を含めて5店舗が密集、最も古くは1994年オープンの店もあるなど、強固なドミナントを形成している。そのため周辺住民の認知度も高く、「茂原市内のシェアは27.8%」(塚田英明社長)。だからこそ、「品揃えや売り方、見た目を変えることで、この店の立ち位置をはっきりさせて、より広い商圏から集客したい」と塚田社長は新店の狙いを語る。2022年から展開する付加価値型業態「ブランデ」の良さや学びを生かした作りで、「既存店のフードスクエアがタイプAだとしたら、この店はタイプB」(塚田社長)という位置付けだ。

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