イトーヨーカ堂は4月1日より、食品71品目を値下げしたと発表した。

 旧イトーヨーカ堂とヨークの経営統合により、オペレーションや販促、物流の効率化を進めたこと、また商品政策の統合による取り扱い商品の絞り込みを行ったことで、値下げを実現した。値下げ幅は2~25%で、平均約10%。一例として、コカ・コーラ700mlを138円から116円に(いずれも税込み)、コカ・コーラゼロ700ml138円を116円に、日清フラワーチャック付500gを235円から213円に値下げした。

 低価格PB「セブン・ザ・プライス」(写真右)の品揃えも強化する。現在の取り扱い品目は149(うち食品112、日用品・住居関連37)、累計販売金額は2024年2月に70億円を突破した。24年度中に品目数を180まで拡大するとともに、累計販売金額100億円の突破を目指す。

 合わせてヨーカ堂は同日、ラストワンマイルの強化施策として、即時配達サービスを手掛ける「OniGO(オニゴー)」との協業を本格化すると発表した。注文から最短20分で届けるサービスで、品目は8000種類を取り扱う。昨年10月に木場店(東京都江東区)と大森店(同大田区)の2店で実証実験を行い、お客の利用動向を確認。今後イトーヨーカドー120店に導入する方針だ。