コンビニにない品揃えで都市生活者の支持獲得

「今後10年で店舗数は1万店。売上高は3兆円を目指す」。昨年9月に開催された、トライアルホールディングス(HD)の流通戦略事例発表会。登壇した永田久男会長は、小型店「トライアルGO」について野心的な目標を掲げた。ちなみに主力業態であるスーパーセンターの10年後の売上目標も同じ3兆円と設定。つまり小型店を第2の主力業態に据え、成長を牽引していく存在と位置付けたのだ。

 小型店に軸足を移す理由は、大型店の出店余地が狭まっていることが挙げられる。加えて商圏の狭小化で、既存のお客を小型のスーパーやDS、食品強化型のドラッグストアに奪われ始めた危機感がある。

この記事の購読は有料購読会員に限定されています。
まだ会員登録がお済みでない方はこちらから登録ください。
有料購読申込

すでに会員の方はこちらから