2本の稼ぎ頭が攻勢にさらされている

 中国EC業界は昨年、一つの大きな転換点を迎えた。11月29日、米国で上場している中国大手EC企業「拼多多(ピンドウドウ)」の時価総額が1924億ドル(約27兆3000億円)に急騰し、同じく上場しているアリババの1918億ドル(約27兆2000億円)を上回ったのだ。

 アリババは10年以上にわたり中国の業界内で支配的地位にあり、この逆転は考えられなかった。拼多多のADR(米国預託証券)は昨年に入って80%余り上昇した一方、アリババは15%下落したという。

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