コロナ後に需要が一気に拡大
コロナを経て、ポップアップストアのニーズが一気に拡大している。
ポップアップストアを仲介するカウンターワークスの成約件数は、創業後の2016年9月期から直近の24年9月期第1四半期までの8年強で、累計約3万8000件に達した。特にコロナが5類に移行した23年9月期から成約件数が急増。当初はコロナ下でショッピングセンター(SC)の空きスペースを埋めるために注目されたが、外出制限解除を受け、リアル店舗での催事需要が再び活発化。メーカーを中心にプロモーションでの利用が増えているほか、最近では工務店やリフォーム代行業者が食品スーパーで住宅相談会の提案を行うなど、新たな業種の出店も目立つ。キッチンカーでの食物販も、成約件数を押し上げている要因の一つだ。