ヤマエグループHDは12月13日、トップ卵の全株式を2024年2月1日付で取得し、完全子会社化すると発表した。
福岡県八女市に本社を置くトップ卵は、畜産飼料卸売の馬場飼料、採卵鶏の養鶏を行うトップ卵ファームならびに村上養鶏場、卵加工品を販売する百一堂の4社を有する持株会社だ。
鶏卵生産は、九州最大の消費地である福岡に近接する八女・菊池合志・美里の3拠点で行っており、生産性の高い最新設備を保有している。 また、品質管理レベルの高いGPセンター(選別パッキングセンター)も自前で3拠点保有しているほか、祖業の畜産飼料販売業においても、安定した事業収益を確保しているという。
商品は、卵の「とっぷらんのたまご(赤・白)」「卵マルシェ」、卵加工品の「銀座ろくさん亭シリーズ(卵スープ・みそ汁・雑炊)」などを製造、販売している。
取得の理由としてヤマエグループHDは、「当社グループの商品仕入れ強化および販売チャネルを通じたトップ卵のさらなる事業成長が図れるものと判断し、同社の株式を取得する」とコメント。
なお、同社グループは、中期経営計画の基本戦略の一つとしてM&A戦略を掲げており、事業ポートフォリオの変革による事業多角化に取り組んでいる。今回の子会社化もその一環だ。