ヤマエグループホールディングス(HD)は、10月31日、菓子卸のコンフェックスHD(以下、コンフェックス)の株式を取得し、子会社化すると発表した。コンフェックスの大株主であるファンドのCFP投資事業有限責任組合から、同社が保有するコンフェックスの全株式(66%)を161億円で取得する。譲渡予定日は12月29日。

 コンフェックスをめぐっては、2018年12月にヤマエグループHD傘下のヤマエ久野が伊藤忠食品と合弁会社ワイ&アイHDを設立し、コンフェックスに28.9%出資している。ヤマエ久野はワイ&アイHDを通じ、コンフェックスに14.45%を出資しており、今回の件でヤマエグループのコンフェ株保有比率は80%を超えることになる。

 ヤマエグループは、16年11月に九州一円で事業を展開する菓子卸のヤマエ菓子(旧:いんま商事)の株式を取得しており、グループの菓子卸事業のさらなる拡大が見込めるとして、10月31日の取締役会で株式取得を決議した。コンフェックスはヤマエグループHDの連結子会社となる。コンフェックスの23年3月期の売上高は2448億8600万円、営業利益20億600万円。 

 セブンイレブンとの取引が多いコンフェックスが傘下に入ることで、ヤマエとセブンイレブンの関係性はさらに深まりそうだ。

(トップ画面はコンフェックスのホームページ)