全国スーパーマーケット協会は、2月14〜16日の3日間、千葉市の幕張メッセ全館にて「第58回スーパーマーケット・トレードショー(SMTS)2024」を開催する。

 SMTSはスーパーマーケットにかかわる業種が集まるBtoBの商談展示会だ。食品・日用品メーカーから卸、店舗設備・資材関連、店舗開発、情報サービス関連企業、さらに官公庁や地方自治体などが出展し、商談と情報収集の場として、長年多くの業界関係者に支持されている。

 今回の出展者数は2117社・団体、3497小間(2023年11月1日現在)の規模で、39都道府県と1400社以上の地域産品メーカーが出展するほか、海外からも13カ国、62社・団体、126小間が参加する予定。出展者数は、昨年を71社・団体上回る予想だ。

 目玉は主催者企画の「食のトレンドゾーン」に新設される「インバウンド×食」だ。水際対策の撤廃に伴い訪日客が急増する中、インバウンド消費の拡大で売り上げ、利益の向上を図る目的で新設された。同ゾーン内では、インバウンドに関連する食品・情報・サービスを提供する5社・団体、16小間が出展予定。このほかトレンドゾーンでは、昨年に引き続き「冷凍×食」「サステナビリティ×食」の二つのテーマゾーンも設ける。 セミナープログラムでは、「SMTS・ DTS セミナーステージ」、継続的近未来スーパーマーケット研究「Future Store “NOW”2023-2024」が4年ぶりに復活。セミナーステージでは、「DX」「物流2024年問題」「インバウンド」などのテーマを取り上げ、オンライン開催の「リテールトレンドウィーク 2024 Vol.4」と合わせ、充実したプログラムを無料で提供する。継続企画では全国から地域の酒造メーカーを集めた「てづくりNIPPON」、バイヤーとの個別商談会「ビジネスマッチング」、海外バイヤーとのオンライン商談会「ジェトロ食品輸出商談会」を実施する。

 このほか、同じく協会主催の「デリカテッセン・トレードショー(DTS)2024」、食品産業センター主催の「第19回こだわり食品フェア2024」も同時開催となる。

 11月22日に開催された記者発表会で、横山清実行委員長(アークス社長)は、SMTS発足からこれまでの歴史を語り「今では世界一のショーになった」とコメント。出店各社に向けて改めて感謝の言葉を述べた。

 また、記者発表会後の懇親会では、今年度に新たに協会に加わった会員企業が紹介された。今年度は正会員6社、賛助会員91社の計97社が加わり、計1353社(正会員303社、賛助会員1050社)となった。当日は正会員を代表してとくし丸の新宮歩社長、ボン商会の兒玉収社長が挨拶に立った、それに加えて今年度にクックマート、三善、ハイマート、博多ステーションフードが正会員に加盟したことも発表された。また新規賛助会員のグリーライフスタイル江川嗣政社長が乾杯の音頭を取った。