徒歩5分の距離でオーケーと対決
コスモス薬品が価格攻勢を強めている。インフレを受け、消費者が節約志向に走っていると察知。今年に入り、粗利を削って安さを打ち出す戦略に打って出た。1月、2月は既存店売上高が前年を割ったものの、3月以降は食品や雑貨を中心にした価格政策が効果を発揮し、前年をクリア。今期に入ってもこの戦略は継続中で、実際、第1四半期の粗利率は19.5%と前年同期から1ポイントもダウン。今期の期末予想も、売上高は10.7%増と2桁伸ばすのに対し、営業利益は前年からわずか0.2%増に留める計画だ。「売上高営業利益率は3%ぐらい」と横山英昭社長は見ており、身を削ることを意に介していない。