黒のデザインに刷新し消炎鎮痛剤売り場に参入

 これからの寒い季節に最適な身体全体を温めるレックの首にかける使い捨てカイロ「温めぐり かけぽか」シリーズのラインアップが出揃った。レックは医療機器区分の肩・首のコリをほぐす付加価値品として、首用使い捨てカイロを今秋追加発売し、消炎鎮痛剤売り場などへカイロの展開を広げる。

 カイロは従来貼るタイプなどが主流だったが、レックは2021年に日本初の首かけタイプのカイロを投入。この「かけぽか」は、首にフィットする細い形状で、使用時は首に掛けるだけ。カイロは5セルに分かれ裏表ともに発熱するので発熱面積が一般的なカイロより広い。さらに家事や仕事中も粉末が偏らず、カイロがずれにくく、落ちにくい設計だ。これが女性層を中心に圧倒的な支持を獲得し、ドラッグストアを中心に配荷店が一気に広がり、定番商品として定着、カイロ市場の牽引役となっている。営業企画部営業企画課担当者は「SNSなどでも話題となり、ECでは10個入の大容量サイズの購入も増えています」と販売先の広がりに自信を見せる。

 今秋冬には、肩や首のコリをほぐすニーズに特化した首にかける使い捨てカイロ「温めぐり かけほぐ」(3個入、冒頭写真)をラインアップに加えた。約40度の温かさが、10時間以上もじんわりと持続し、しっかり身体を温め続け、つらい首や肩のコリや疲れをほぐすのが特徴だ。肩にかけるだけで血行を促進し、疲労回復や神経痛、筋肉痛の緩解疲労回復効果も期待できる。家事や育児、仕事などで首や肩のコリや疲れがたまっている女性を主なターゲットに打ち出していく。

「温めぐり かけほぐ」は全身の血行を促進し、肩・首のコリや疲れをほぐす効果が期待できる

 今回の商品は医療機器区分のため、通常のカイロ売り場に加え、消炎鎮痛剤などの多箇所展開で売り場を広げる。そこでパッケージも暖色系の「かけぽか」から変更し、黒を基調に「血行改善・神経痛の緩和 肩コリをほぐす」という効き目を前面に出して強く訴求した。担当者は「『温めぐり かけほぐ』は薬機法で定められた医療機器区分なので、今回健康を軸にしたカイロの提案をより強化していきます」と意気込みを語った。

 また、身体を温める既存の首用使い捨てカイロ「温めぐり かけぽか」(1個入、3個入、10個入、もこもこカバー付き)も好評なことから、カラーバリエーションを広げた。従来からの「ホワイト」に加え、外出先でも使いやすいように、「ラベンダー」と「ミルクティー」の2色を追加。「ラベンダー」は贅沢なくつろぎ時間用に、「ミルクティー」は、寒い時のオフィス対策用など用途に合わせて選べるようになった。

「温めぐり かけぽか」の新色のラベンダー(左)、ミルクティー(右)

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