日本通信販売協会は8月24日、2022年度の通信販売市場の売上高調査の結果(速報値)を発表した。売上高は前年比10.9%増の12兆7100億円、金額ベースでは1兆2500億円の増加となった。

 コロナ需要が徐々に落ち着く一方、対面イベントや店舗販売など通販以外の市場の回復も見られ、消費者の購買行動が多様化する中でも、市場は拡大。伸び率も前年より3.1ポイント増加した。直近10年の平均成長率は9.0%で、マイナスを記録した98年度以来、24年連続で増加している。

 通販・EC市場の傾向として、BtoBやモール系が堅調であること、商材では衣料品や、化粧品、食料品が好調であることが挙げられた。