ウーバーイーツが、ダークストアを拠点とした食品・日用品の宅配事業に乗り出した。12月15日、ダークストア「Uber Eats Market(ウーバーイーツマーケット)」の1号店「日本橋兜町店」(東京都中央区)が営業を開始。青果や日配、加工食品、飲料などの食品から日用品・衛生用品まで約1100品目を扱うほか、コストコの商品も取り揃えた。営業時間は、12月31日、1月1日を除き、朝7時から深夜0時まで。最低注文料金はなく、1品から注文できる。今後、都内で店舗拡大を予定している。
フードデリバリーサービスによる食品・日用品の配達は、注文から30分程度で配達されることから「Q(クイックのQ)コマース」と呼ばれている。これまで、フードパンダが「パンダマート」の名前で7月から、ウォルトが「ウォルトマーケット」の名前で12月2日からそれぞれサービスをスタート。ウーバーイーツもローソンの商品を配達するサービスを手掛けていたが、今回、自らダークストアを設けて本格的な取り組みを開始した。
コロナ禍をきっかけにネットスーパーの利用が広まったが、これからの食品・日用品のECは、配達の速さを巡る競争に発展しそうだ。