大阪いずみ市民生活協同組合は7月22日、ネットスーパー事業に参入すると発表した。楽天グループが運営する「楽天全国スーパー」へ同生協の店舗「コープのお店」の出店で合意し、2023年春頃からサービスを開始する予定。生協の楽天全国スーパーへの出店は初となる。
大阪いずみ市民生協は、組合員約55万人を対象に大阪府南部で宅配事業や食品スーパー「コープのお店」10店舗を展開。楽天全国スーパーに出店することで、同生協店舗の商品を配達日や時間帯の希望に応じて届けることが可能となる。
生協の店舗事業は収益性改善が課題となっている。ネットスーパーを手がける生協もあるが競合のスーパーに比べて出遅れているのが実態だ。楽天全国スーパーではすでにベイシアといなげやがサービスを開始し、今秋には大阪屋ショップも出店を予定している。今回の大阪いずみ市民生協を皮切りに、楽天全国スーパーに出店する生協が増えそうだ。