「つながる」を商品政策のテーマに掲げ、丸大食品から「2023年度秋季」新商品16品、リニューアル45品の計63品が9月から順次発売される。「手間・ムダのないゆとり生活」「自分にイイこと、地球にイイこと」「私がうれしい、皆がうれしい」の三つのテーマに沿って商品を開発。7月28日に大阪で開催された新商品発表会見で池田知功上席執行役員は「生活者の『地球にイイこと』という環境に関する意識が高まっています。今秋新商品では、プラスチック使用量の削減や環境に対応した包材を使った商品を揃えました」と強調した。
環境配慮包材に改良し、環境意識の高まりに対応
ハムソー部門では主力商品「燻製屋」シリーズに一層力を入れる。20年に発売した「燻製屋 ホワイトウインナー」は2桁伸長し、50代、60代の購入が多いことから新規ユーザーの獲得にもつながっている。この世代は2人世帯が多く、1回に食べるウインナーは2本、3本が多い。そこで使い勝手がよい少量から使えるジッパー付き形態の「燻製屋熟成あらびきポークウインナー 大人のホワイト」を新たに発売。皮がやわらかくプリッとした食感で、燻製したブラックペッパーが味のアクセントの決め手となる。大人の購入ターゲット層に対する訴求力を高めるため、おつまみを想起させる「わさび」と「レモン」を添えたシズルをそれぞれ入れた2種類のパッケージを用意。食べ方の提案を強化した。
この発売に併せて「燻製屋」シリーズの商品に添付された点数マークを集めて応募すると、抽選で豪華賞品が当たるプレゼントキャンペーンを11月から実施。シリーズ全体の認知拡大も図る。