イオン北海道は6月14日、紋別店(北海道紋別市)をリニューアルオープンする。1980年にオープンした同店を「紋別地区No.1のショッピングセンターとしての魅力向上」を図る。

 農産では、「紋別ベジタブルファクトリー」で栽培された葉物野菜の取り扱いを増やし、地産地消の取り組みを推進。畜産では、地元近郊で育てられた網走産の「オホーツクポーク」を販売する。水産は、鮮度にこだわったオホーツク産ホタテを使用した握り寿司や前浜で水揚げされた魚介類を豊富に品揃えする。

 惣菜売り場では、ばら売りを充実させた天ぷら売り場を展開。需要が高まる冷凍食品は延べ尺数を約4倍に拡大し、弁当用冷凍食品、野菜、果実やデザートの冷凍商品を豊富に品揃えする。水産や畜産の売り場でも冷凍ケースを新たに導入し、冷凍素材の品目を充実させる。

 衣料品は同社初の試みとして、「毎日来てもらえる、新しく楽しい地域1番店」をテーマに、「DAILY NEW EXCITING LIFE +」と銘打った売り場を構築。普段着やインナーといった実用衣料をお値打ち価格で提供するとともに、おしゃれ着や機能性素材の衣料品などを品揃えする。靴売り場は洋服とコーディネートしながら選べるよう既存の1階から2階に移設する。

 ビューティケアでは、アジアンコスメやメンズコスメを拡充するほか、オーガニック化粧品を数多く取り揃え、地域1番の品揃えを目指す。ペット用品売り場は3倍以上に拡大し、ペットフードを拡充。添加物に配慮した商品や機能性ペットフードなど、ペットの健康を考えた商品の品揃えを増やす。

 地元商品については、地元オホーツク産の小麦を使った商品を製造販売する「高砂屋菓子舖」の売り場を移設。オホーツク産大豆を使用した「ゴチSOYプリン」や、紋別高校の生徒と共同で考案した「3種のロールケーキ」などの商品を取り揃える。 

 専門店では100円ショップ「セリア」の売り場面積を1.5倍以上に拡大し、品揃えを拡充。キッチン小物、文具、インテリア商品や、ラッピング、手芸用品、菓子作りの道具など手作り素材を取り揃える。