イオン北海道は3月24日、イオン札幌元町店(札幌市東区)の食品売り場をリニューアルオープンする。

 リニューアルのコンセプトは、“「豊かな生活」が実現できる生活基盤インフラとして、「強い食」と「ヘルス&ウエルネス」を提供する”。

 農産売り場では、サラダコーナー「マルシェなサラダ」を新設し、有機カットサラダを中心に品揃えする。即食需要への対応として、カットフルーツを新たに展開。同社初の取り組みとしてリーチインケースを導入し、冷凍野菜や冷凍果物を販売、時短・簡便需要に対応する。

 水産売り場では初の取り組みとして、売り場の素材を使った「魚屋の寿司」と弁当「こだわり魚屋の弁当」を導入。イカゲソの七味焼きをはじめとした揚げ物や煮魚などの惣菜も販売する。鮮魚コーナーでは道内で水揚げされた魚介類を販売する。お造りコーナーでは、炙り商品を新たに品揃えする。

 畜産売り場では、牛肉コーナーで既存の「ふらの和牛」に加え、「松阪牛」を新たに品揃え。豚肉コーナーでは、留型ブランド「道南レッド ポーク」の「デュロック種」や鹿児島県産黒豚「バークシャー種」などの取り扱いで差別化を図る。冷凍食品コーナーでは、馬刺しの取り扱いを強化し、新たにスライスや盛り合わせなども用意、おつまみ需要を狙う。さらに、ストック用焼肉をコーナー化するほか、ミールキット商品を導入し、時短・簡便需要に対応する。このほか、新たな取り組みとして、「お肉屋さんのお惣菜」を導入。とんかつや桜姫鶏を使用した商品や部位に拘った商品などを提供する。

 日配品売り場では、ヘルス&ウエルネスの商品を充実させた。ビオセボン商品を導入し、オーツ麦やアーモンド、ココナッツなどを使用した植物性飲料10種を展開するほか、機能性ヨーグルトの品揃えも充実させる。

 惣菜売り場では、天ぷらの品揃えを強化。海鮮系やかき揚げ、季節野菜などを使用した天ぷらを1個単位で販売。天盛りセットは四半期ごとに商品をリニューアルし、旬の食材を使った天ぷら入りで展開する。弁当コーナーでは中華弁当の強化として、新たに中華幕の内弁当を導入する。 

 設備面では、セミセルフレジを新たに5台追加し、合計9台に拡大。12台あるフルセルフレジについては、新たにキャッシュレスセルフレジ8台を導入し、お客の利便性向上を図る。また、農産・日配品・加工食品の売り場に電子棚札を導入。価格変更をタイムリーに行うほか、WAONボーナスポイントを表示し販促につなげる。