イオン北海道は7月15日、マックスバリュ倶知安店(北海道倶知安町)をリニューアルオープンする。

 約3年10カ月ぶりのリニューアルでは、地元倶知安をはじめ、後志地方の地場産品の品揃えを強化。農産売り場では、倶知安町で栽培されたじゃがいもを、生・チルド・業務用の三つの用途でコーナー展開するほか、余市町産のさくらんぼや真狩町・共和町産のとうもろこしなども販売。水産売り場では小樽や岩内の港に水揚げされた魚介類の品揃えを強化するほか、リーチインケースを導入し、東しゃこたん漁協の商品をコーナー展開する。

 日配品売り場では、ニセコで2018年に起業した食肉加工業の「シャルキュトリーアカイシ」の商品を新たに導入。北海道産の豚肉を皮付きのまま12か月以上熟成して作られた「長期熟成生ハム北海道産ポーク」や「鶏砂肝のコンフィ」など8品目を新たに品揃えする。

 また、インバウンドや長期滞在者向け商品も強化する。冷凍食品売り場では、新たにリーチインケースを導入し、商品陳列スペースをリニューアル前の約3倍に拡大。ミートパイやフィッシュフリッター、プルドポークやピザなど、海外客向け商品を品揃えする。酒売り場では、来訪者が急増しているオーストラリア人向けに、リンデマンズなどオーストラリアワインを集合展開する。

 惣菜売り場では、簡便・即食を強化したメニュー提案として、町の洋食屋をイメージした「ふらいぱん亭」を導入し、ハンバーグをメインにステーキやビーフパイなどを用意。ラザニア風チーズ焼やミートドリアなど大盛り商品も導入する。畜産売り場では、和牛や冷凍和牛などを品揃えするほか、焼肉の盛り合わせや焼き鳥串などの品揃えを充実させ、キャンプなどのバーベキュー需要に対応する。

 このほか、健康志向への対応として、有機野菜などの品揃えも拡充する。農産ではオーガニック商品をコーナー化するほか、冷凍食品では冷凍の有機野菜や、糖質を抑えた「からだシフト」商品、ヘルシーアイスを品揃えする。