イオン北海道は5月20日、マックスバリュ登別店(北海道登別市)をリニューアルオープンする。2015年以来となる改装では、店内レイアウトの見直しを実施。MD面では即食・簡便商品、冷凍食品、地場商品、健康志向への対応を強化する。
即食・簡便商品の対応として、惣菜売り場では、商品陳列スペースを拡大し、弁当や寿司、惣菜などを強化。新たに日替わり弁当や、和惣菜・サラダ部門では小容量で「ひと手間加えた本格的な味付けをお手軽に」をコンセプトにした“ディッシュプラス”の商品を導入する。
インストアベーカリー売り場では、食パンやおかずパンなど約70種類を品揃え。ピザコーナーでは、生地を店内で伸ばし、専用オーブンで焼き上げる「手伸ばしピザ」の導入や、他店で好評の「ミニブレッド」をコーナー化する。
冷凍食品では、冷凍食品売り場の商品陳列スペースを2倍以上に拡大。副菜が一緒になったワントレー商品や人気外食チェーンの丼の具、大容量の業務用向け商品など品揃え。農産売り場では、リーチインケースを新たに導入し、道内産や国産の冷凍野菜や果物、冷凍やきいもを販売する。畜産売り場では、ストック用の冷凍焼肉をコーナー化するほか、肉と野菜、たれが一つになったミールキット商品を新たに導入。馬刺しの取り扱い拡大を図り、新たにスライスや盛り合わせを取り扱う。
地場商品の強化として、日配売り場では、登別市の納豆専門店「道南平塚食品」の納豆や登別温泉「藤崎わさび園」のわさび漬、道産小麦100%の商品を製造する「望月製麺」のうどんやそばなど地場商品を販売。水産売り場では、噴火湾海域で水揚げされた鮮魚コーナーを設置し、鮮魚を使ったお造り“道南盛り”を新たに展開する。冷凍食品コーナーでは、道南地方のメーカー商品も常時品揃えするほか、畜産売り場では黒毛和牛「白老牛」を新たに品揃えする。
健康志向の対応について、農産売り場では、オーガニック商品をコーナー化するほか、冷凍の有機野菜も強化。ドライフルーツの有機商品も新たに品揃えする。加工食品売り場では、植物性原材料を使用して作った大豆ミートなどプラントベースの商品を新たに品揃え。冷凍食品売り場では、糖質を抑えた商品「からだシフト」商品や低カロリーのヘルシーアイスを販売するほか、インストアベーカリーでは「玄米食パン」を新たに展開する。