4月より「プラスチック資源循環促進法」が施行されるのに合わせて、コンビニや総合スーパー(GMS)、スーパー(SM)などが、店頭で無料配布しているプラスチック製のスプーンやフォーク(カトラリー)などをバイオマス素材や紙・木製へ切り替える。

 コンビニではセブンイレブン・ジャパンが2月21日、沖縄県内112店舗で先行導入しているバイオマス素材を30%配合したカトラリーを4月1日より首都圏約500店舗でも導入し、今夏までに全国へ拡大すると発表した。ファミリーマートは昨年5月から持ち手に穴を空けてプラスチック使用量を約12%削減したスプーンを導入。今年1月25日からは同約8%削減したフォークを関東、東海、甲信地方の約8700店舗で取り扱いを開始し、今夏には全国の店舗に拡大する見込みだ。ローソンは4月1日から、プラスチック使用量を約4〜14%削減したカトラリー(デザートスプーン含む)を東京都内の直営店3店舗で導入開始。また関東と近畿地方の希望店舗では木製スプーンの取り扱いも開始し、穴開きスプーンとどちらかを選べるようにする。

 GMSでは、イオンリテールが3月から順次、プラスチック製カトラリーを紙・木製へ変更。イオン北海道、イオン九州、イオン琉球は4月1日から順次切り替える。SMではライフコーポレーションが4月から全店でプラスチック製カトラリーを紙・木製へ順次切り替えるほか、ヤオコーが2月25日開業予定の和光南店(埼玉県和光市)で先行導入するのを皮切りに、3月以降全178店舗でプラスチック製カトラリーを紙・木製へ切り替えると発表している。

(冒頭写真は、セブンイレブンのバイオマス素材を30%配合したカトラリー)