イオンは10月19日、「トップバリュ ISCC認証不織布マスク」(ふつう・小さめ、各30枚、本体価格498円)をイオン、イオンスタイル、マックスバリュなど最大1800店舗で発売した。
一般的な不織布マスクは、主な原料に石油由来のプラスチックを使用しているが、衛生用品であることからリサイクルが難しい商品の一つとされている。イオンは、環境負荷の軽減を目指し、原料の調達で「マスバランスアプローチ」を採用。これはある特性を持った原材料(バイオマス由来原料など)とそうでない原材料(石油由来原料など)が混合された場合、ある特性を持った原材料の投入量に応じて、製品の一部に特性を割り当てる手法を指す。例えば、バイオマス原料を全体の10%投入した場合、完成した製品のうち10%を「マスバランス認証製品」としてみなすというものだ。
今回本体の不織布部分の一部に、マスバランスアプローチにより調達したバイオマス原料プラスチックを使用。また持続可能なバイオマス資源とバイオエネルギーの利用促進を目指す国際的な認証制度「ISCC認証」を取得し、原料から商品製造までのトレーサビリティーを担保している。
イオンは、今後も環境に配慮した原料を使用した商品を積極的に開発し、使い捨てプラスチックの削減を推進していく。