東武ストアは3月23日、東雲店(東京都江東区)をオープンした。勝どき店(中央区)、晴海三丁目店(同)に続き、湾岸エリア3店舗目の出店となる。
売り場面積413坪の同店のコンセプトは、「30~40代の『ヤングファミリー層』が快適に買い物できる『居心地の良い中食強化型店舗』」。時短・簡便ニーズに対応し、惣菜を強化している。
おにぎりは具材が見えるようにカットする「具だくサンド」を展開。ファミリー向けにハンバーグプレートやドリアなどの洋風米飯、店内で鉄板調理の焼きそばやお好み焼きなどを販売。夕方にはガーリックシュリンプやチヂミなどのおつまみ系惣菜を提供する。健康志向への対応として、オートミールを使用したキーマカレー、大豆ミートを使用したオムレツなどを用意。
肉惣菜では、フランスの赤鶏と国産の白鶏を掛け合わせたブランド鶏「南部どり」を唐揚げ、一口フライドチキン、レバー煮などで提供。寿司については、天然銀たらの握り寿司、柚子の酢飯を使ったかつおのたたきの握り寿司、あん肝太巻きを販売する。
また、ブランド商品も取り扱う。ロック・フィールドの揚げ物「神戸コロッケ」を対面で販売するほか、サラダ惣菜「RF1」も展開。寿司は、京樽寿司を導入。紀ノ国屋ブランドのスイーツやパンも用意する。
鮮魚売り場では、豊洲市場直送の魚や干物のほか、仲卸「山治」の朝〆の養殖魚を用意。かんぱち・真だい・しまあじなどを当日朝〆し、サク・刺身・寿司で販売する。精肉売り場ではオリジナルブランド牛「出雲あじわい牛」を取り扱うほか、東京ブランドの豚肉「TOKYO X」を新たに導入する。
地元東京産の商品として、近郊野菜「東京野菜」や東京羽田発のクラフトビールを取り扱う。一方、全国のご当地商品では、大阪鶴橋のキムチや各地方のドレッシングなどを展開。
冷凍食品では東武百貨店池袋店セレクトの商品や、本格窯焼きのピザ「ピザレボ」、スープ専門店「スープストックトーキョー」、ロック・フィールドの「ルフフフ」を販売。キッズ向け商品のコーナーではキャラクターをかたどった冷凍ポテトなどを豊富に取り揃える。
このほか、グミは輸入グミを新たに導入するなど同社最大級の規模で展開。PB「Vマーク」は低価格の「バリュープライス」、高質の「グルメテーブル」、健康志向・環境配慮の「ナチュデイズ」3ブランドを取り扱う。
サービス面では、ウーバーイーツを午前11時から午後7時までの時間限定で5月より開始。また店で購入した商品を自宅に届ける「買い物お届け便」もスタートし、配送料1件330円(税込み)で、専用コンテナ5個まで受け付ける。