イトーヨーカ堂は1月12日、今年2月に発売予定の恵方巻を公開した。昨年12月1日からイトーヨーカドー125店舗とネットスーパーで予約受付を開始している。

 昨年2月3日の寿司市場は前年比102.9%と伸長。同日のヨーカ堂1店舗当たりの売り上げは同110%と拡大し、市場全体を上回った。恵方巻の認知度はお正月のおせち、土用の丑の日のうなぎよりも高くなっており、中村文彦デリカ部マーチャンダイザー(MD)は、「毎年恵方巻を食べられる方が増えている。もはや国民定番のイベントだ」と指摘する。

 関西発祥で「恵方に向かって丸かぶりで食べる」恵方巻は、イベントの広まりとともに食べ方も変化。家族で分け合いながら食べるニーズが高まり、1本丸ごとではなく、ハーフサイズやセット商品の構成比が拡大しているという。

 こうした状況をふまえ、ヨーカ堂は23年の恵方巻のテーマに、「幸せも家族でシェアする恵方巻」を掲げ、「話題」「監修」「セットメニュー」の三本柱をキーワードに予約商品を展開する。

 話題の商品では、恵方巻に縁起を求めるニーズに対応し、幸運の象徴とされている四つ葉のクローバーをかたどった「幸せを呼ぶクローバー海鮮絵巻」(冒頭写真 1本6264円、ハーフ3218円税込以下同)をラインアップ。

 監修商品では、老舗割烹「日本橋ゆかり」監修の「国産うなぎ巻」(3218円)と「同あなご巻」(2138円)、服部学園監修の「至福のうつろい恵方巻」(1998円)、柿安監修の「牛肉しぐれ煮巻」(1本1490円、ハーフ753円)を品揃えする。

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