ビオラル商品を買いに来店するお客もいる
――物価高により節約志向が高まっています。消費はより価格に振れるのか、あるいは付加価値を受け入れるのか。御社の見解を教えてください今年の個人消費をどう予測していますか。
岩崎 節約志向の高まりはあるものの、すべてのお客様が価格だけを重視することはなく、価格以外の付加価値によって店舗や商品を選んでおられます。当然、当社でも価格の打ち出しをしていますが、ライフプレミアムやビオラルのPBをはじめ、お惣菜やベーカリーなど、おいしさにこだわった商品や健康的な商品について、価格以上の〝価値〟を認めてもらえていると考えています。
―――そのビオラル事業は、価格が高い印象があります。価格志向が強まる中、手応えは。
岩崎 ビオラル事業は好調に推移しています。価格については、PBとして開発することで比較的抑えられており、日頃ビオラルをご利用されている方へのインタビューでも、他のナチュラルスーパーと比べ安い印象を持っていただけています。ビオラル商品を目的買いされるお客様も多く、消費環境が厳しくなる中でも受け入れられているブランドだと自負しています。