ユーザー参加型の新キャンペーン「47都道府県一番」
サンヨー食品は、袋麺「サッポロ一番」シリーズのメニュー提案を強化している。現在のラインアップは7商品。不動の人気のロングセラー「しょうゆ味」「みそラーメン」「塩らーめん」「ごま味ラーメン」に、昨年リニューアルした「ソースやきそば」「みそラーメン 旨辛」「塩とんこつらーめん」を揃えている。幅広いラインアップから選べる楽しさを提案することでお客の支持を集めている。サンヨー食品広報担当者は「7品すべてを陳列した売り場作りを奨めてきたことが、シリーズ全体の売り上げ拡大につながりました」と効果を強調する。
今季の販促では、この七つの味のメニューを広げる取り組みとして、新キャンペーン「このひと手間が、地元愛。~47都道府県一番~」を10月から展開している。「地元のおいしさ」をテーマに、47都道府県ごとに「サッポロ一番」を使った地元のオリジナルメニューを作って楽しむというもの。特設サイトを立ち上げ、料理レシピサイト「クックパッド」ユーザーに地域の特産品や食材、郷土料理などに関するアンケート調査を実施。そのアンケートから発想を得て開発した、47都道府県ごとに計47品目のアレンジメニューを掲載している。例えば、東京では「しょうゆ味」を使った「しょうゆラーメンもんじゃ」を提案。袋麺メニューの枠を広げる新たなメニューが出揃った
それに合わせて、フォロワーが30万を超える「サッポロ一番」公式ツイッターアカウントで、地元ならではのアイデアメニューを募集した「47都道府県一番フォロー&リツイートキャンペーン」を12月末まで展開している。広報担当者は、「今までのキャンペーンとの大きな違いはお客様の参加型であることです。お客様から地元愛のあるメニューを発信いただき、双方向でのコミュニケーションを図ることで、地域ごとに異なる食材や食べ方に合わせ、新たなレシピの発見につながればいいなと思っています」と期待を寄せる。