メルカリは5月23日、子会社のメルロジがヤマト運輸と共同で同23日から6月30日、東京都江東区亀戸、江東区豊洲、杉並区高円寺南、杉並区高円寺北エリアで「メルカリ」で取引が成立した商品の集荷梱包サービスの実証実験を実施すると発表した。3辺の合計が160cm以内の小〜中型商品が対象で、梱包費用は一律500円（送料別・税込）。
今回の実証実験では、対象エリアに在住の出品者が取引成立後に「メルカリ」アプリ上で「梱包依頼」を選択すると、ヤマト運輸のドライバーが出品者の自宅を訪問し、出品物を預かり梱包を代行する。
メルカリの調査によると、「メルカリ」への出品意向を持つ出品未経験者が3610万人にのぼり、出品しない理由として「梱包・発送作業が大変そうだから」を多く挙げているという。そこで、メルカリは2020年2月に、ヤマトホームコンビニエンスと共同で、3辺の合計が80〜450cmまでの中～大型商品を対象に、出品者の自宅までドライバーが訪問し梱包・発送作業を代行する「梱包・発送たのメル便」（利用料金1700～3万3000円）を開始している。メルロジは実証実験の結果を踏まえ、展開地域の拡大を検討する考えだ。
