日本惣菜協会は3月29日、同協会の会員企業が惣菜の盛り付けロボットを導入したと発表した。人手不足が深刻化する中、自動化が遅れているとされる食品分野でのロボット活用を進める狙いがある。
この度導入されたロボットは2種類。一つが、FAプロダクツ、コネクテッドロボティクスなどが中心となって開発した「惣菜盛り付けロボットシステム」だ。ポテトサラダなどの定量盛り付けを行うロボットで、1台当たり一時間に250パックを作ることができる。発表時点でマックスバリュ東海のデリカ長泉工場に3台導入されており、計画では4台導入によりこれまで7人で作業していたラインを3人に減らすことを目指す。
もう一つは、アールティが開発した人型協働ロボット「Foodly」だ。唐揚げやミニトマトといったお弁当の具材や、レトルト食品の具材をカメラで認識し、アームで必要個数を盛り付ける。こちらのロボットはイチビキ、ヒライ、藤本食品の各メーカーの工場に2台ずつ導入されている。