部門横断オペレーションの完成度を高めた

 環境や社会課題に向き合うことで、社会に必要とされる新しいSMの創造を目指す。これを目標に掲げた、サミットの3カ年中期経営計画「GO GREEN(GG)2022」の集大成となるのが、サミットストア世田谷船橋店だ。これまで磨いてきたMDはもちろんのこと、環境負荷低減や地域との連携など、GGの考え方を踏まえた既存店での小さな創意工夫が随所に盛り込まれた店舗となっている。

 立地は、サミットのドミナントエリアである世田谷区内の住宅街のど真ん中だ。元朝日新聞の土地を親会社の住友商事が長谷工とともに勝ち取った優良物件で、サミット側は賃借面積907坪、売り場面積499坪を確保。0.5km商圏内の世帯数は約6300とサミットの平均値より少ないが、店舗に隣接する形で1年後にマンションが竣工する。ファミリー世帯を中心に200世帯が入居する予定だ。また近隣の競合店は、徒歩5分圏内の団地にさえき希望ヶ丘食品館、徒歩10分圏内にはヨークマート桜上水店がある。が、ともに売り場が300坪未満で建物にも年季が入っており、サミットからすれば戦いやすいエリアと言える。

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