特殊な形の売り場を生かすべくレイアウトを工夫

 知名度の低い浦安エリアで支持を得られるか。サミットは3月30日、千葉県浦安市にサミットストア浦安駅北口店をオープンした。市内では2010年に開いたライフガーデン浦安富岡店以来、2店目の出店。今回の店舗は東京メトロ東西線・浦安駅から約200m、浦安魚市場跡地に建設された新築マンションの1・2階部への入居となる。

 売り場は1階ワンフロアの約500坪と、同社の都心型小型店に比べると広めな一方、出っ張り引っ込みの多い特殊な形状をしている。これに対応するため、出入口を3カ所に設置。駅側に近い入口は即食、反対の住宅地側の入口は素材の先頭に当たるように売り場を配置することで、客層ごとの動線を意識している。

 細長いスペースを活用した惣菜売り場は、奥行きの感じられる造りで迫力を出した。既存店で好評な「店内手作りだし巻き玉子」「桜姫鶏の焼とり」など特徴ある出来立て商品を並べるほか、インストアベーカリーではスイートドーナツのアイテム数を豊富に用意。飲料・酒類の棚を近接させることで、そのままレジに向かえるショートタイムショッピングに適したレイアウトとなっている。

この記事の購読は有料購読会員に限定されています。
まだ会員登録がお済みでない方はこちらから登録ください。
有料購読申込

すでに会員の方はこちらから