ローソンが店内厨房を使ったゴーストレストランの取り組みを拡大する。

 昨年11月から展開している飯田橋三丁目店(東京都千代田区)に加え、3月29日から新たに江北六丁目店(同足立区)、小石川一丁目店(同文京区)、舞浜店(千葉県浦安市)で展開を始める。展開ブランドも逐次増やし、今年8月末に1都3県で20店、23年2月末に関東圏で100店、25年度には関東圏以外も含めて1000店体制を目指す。

 同サービスは、お客がUber Eatsなどのアプリから注文する仕組み。店舗では注文後にキットを用いて調理し、出来立ての商品を提供する。

 アプリ上の店名はローソンではなく、ブランド名で表示される。現在展開中のブランドは、チキンと野菜を載せたご飯メニューを提供する「NY飯!チキンオーバーライス」、韓国料理の「スンドゥブ専門店『ピギョル』」、そのほかローソンのFFなどを展開する「マチの揚げもの屋さん」「まちかど厨房 できたて!」の4ブランドがある。4月からは「TOKYOMABO」「ルーローハン」「グレートチキンパワーズ」といったブランドの追加を予定している(ブランド名は仮)。

注文画面のイメージ

 23年をめどに20のブランドの立ち上げを目指す。立地や客層、厨房のキャパシティー、ドミナントの状況を見つつ、店舗ごとにブランドを組み合わせ、1ブランド当たり1日3万~10万円の売り上げを見込む。メニュー開発については、複数のメニュー開発協力会社と連携することで、スピーディーな事業拡大を図っていく。

 実験店の1号店では厨房に専任者を一人置いたが、今後は損益分岐点を見極めながらオペレーションの体制も構築していく考え。オンライン会見にて、吉田泰治事業開発部長は、「デリバリーによって、ローソンの実店舗にご来店いただけない方の需要に対応できるほか、ネット上に様々なブランド名で展開することで集客動線を増やせるメリットもある。非常に可能性のある分野なので、早期に事業として一定の規模を確立していきたい」と意欲を示した。