アマゾンジャパンは3月22日、兵庫県尼崎市に尼崎フルフィルメントセンター(FC)を開設したと発表した。尼崎FCは、商品保管容量約100万立方フィート、延べ床面積は10万㎡以上で、規模は東京ドーム2個分以上、同社西日本最大のFCとなる。今回の開設により、国内20カ所以上ある同社全体の商品保管要領は1500万立方フィート以上に増加。日本全国の販売事業者は全国のより多くの顧客に商品を届けられるようになるという。

 尼崎FCでは、従業員が安全かつ効率的に作業できるよう、商品棚を持ち上げて従業員の元に移動するロボット「アマゾンロボティクス」を導入。在庫商品を保管し、顧客の注文に応じて商品をピッキングする時間を削減することが可能だ。

 また、最大40%多くの在庫を保管することができるため、より豊富な品揃えを実現。商品の保管、配送、カスタマーサービスまでを委託する「フルフィルメント by Amazon(FBA)」を利用する中小規模の販売事業者に、より幅広いビジネスチャンスを提供することが可能となるという。

 このほか、尼崎FCには、アマゾンが日本で改良した自動荷合わせシステムを導入。作業効率が向上し、より働きやすくなっているとしている。