ローソンの子会社ローソンストア100はスタートアップの「OniGO」と協業し、2月25日からローソンストア100中野中央店(東京都中野区)で実証実験を開始した。

 注文から約10分で商品を届ける宅配専門スーパーを運営するOniGOは、現在東京都内3カ所にダークストアを保有している。今回の協業では、ローソンストア100の店舗が、ダークストア用倉庫の役割を担う新たな取り組みとなる。コロナで買い物手段が多様化する中で、デリバリー宅配を専門とするOniGOと協業することで、すぐに欲しい商品を自宅にいながら購⼊したいお客のニーズに対応。ローソンストア100にとっては店舗の客層拡⼤が期待できる。一方、OniGOは品揃えの幅を広げながらクイックデリバリーに専念できる。

 利用方法は、OniGOのアプリからローソンストア100の商品を注文。商品の届け先が配達拠点のローソンストア100から半径約2km以内にある場合、アプリ上にローソンストア100の商品が自動的に表示される仕組みだ。注文が⼊ると、店近くの拠点に常駐しているOniGOスタッフが商品のピッキングから配送までを一貫して⾏う。注文可能な商品は、生鮮品を中心に約700品目。販売動向を分析しながら随時、品目や品数を⾒直す考え。

 今後、3月に2店舗目の開設を予定し、3年後には100店舗規模への拡大を目指す計画だ。