高い技術力と一気通貫の生産体制で市場をリード
「ひとの命、ひとの暮らし、ひとを育む環境を守る」を経営理念に掲げ、効き目にこだわった家庭用品をフマキラーは開発してきた。技術力を高めるとともに容器の金型から開発する一気通貫の生産体制を構築。コロナ下で急伸する除菌剤市場では2020年度にウイルス対策が390億円、手指消毒剤が353億円、キッチン用アルコール除菌剤が130億円まで拡大し、フマキラーは市場より高い伸びで市場内シェアを高めている。
その中でも市場の牽引役を果たすのが昨年発売したウイルス対策として効き目にこだわったスプレータイプの商品群だ。とくに「アルコール除菌プレミアム ウイルシャット」は天然発酵アルコールとアルカリイオン水、抗菌成分GSE（グレープフルーツ種子エキス）の三つの力で、アルコールだけでは効きにくいウイルス・細菌をすばやく強力に除去し、抗菌効果が2カ月持続する。「ウイルシャット ノンアルコール除菌プレミアム」は原材料がすべて食品成分でかつアルコール不使用なので子どもやペットがいる家庭でも安心して使える特徴が支持され、好調に推移している。いずれの商品もエンベロープウイルスだけでなく、アルコールの効きにくいノンエンベロープウイルスへの効果も確認している。
