ウーバーイーツほか4社のデリバリー事業者と連携

 晩酌の途中、お酒が足りなくなったので、スマホを操作して缶ビールを注文。ついでにおつまみ用の「からあげクン」も追加して、あとは家に居ながら届くのを待つだけ――。そんなローソンのデリバリーサービスが拡大中だ。ウーバーイーツなどのフードデリバリー事業者と組むことで、注文システム・物流システムは提携先のプラットフォームを活用。現在約2000店で展開しており、今期末には3000店まで対応店を広げる計画だ。

 コロナ禍で一気に広がったフードデリバリー市場だが、ローソンがデリバリーサービスに着手したきっかけはコロナ前の2019年にさかのぼる。「元々ご来店が困難なお客様への新たな販売方式として、コロナ前から広げる計画だった。外食がメインのデリバリー市場で新たなお客様にアプローチすることで、1店舗当たりの『商圏』を広げられるのではないかと考えた」と新規事業本部長補佐、新規サービス推進部長の吉田泰治氏は狙いを語る。

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