BtoC物流を担う新たな配送プレーヤーが続々登場

 ラストワンマイルの構造的変化が巻き起こっている。荷主も配送の担い手もサービスも多様化し、これまで抱いていた宅配の概念や常識が一変。まさに「ラストワンマイル新時代」の到来と言える状況になっているのだ。

 中でも最大の変化は、新たな配送プレーヤーが続々出現したことだ。宅配便業界は周知の通り大手の寡占化が進み、全国に配送網を持つヤマト運輸、佐川急便、日本郵便の3社でシェア9割以上、これに福山通運、西濃運輸を加えると99%超を占める状態が長く続いてきた。ところが2~3年前から、企業間物流を手掛ける中小運送業者や個人事業主のドライバーが次々参入。この動きが飲食店や娯楽施設向けなどの仕事が激減したコロナ下で、一気に強まってきた。

この記事の購読は有料購読会員に限定されています。
まだ会員登録がお済みでない方はこちらから登録ください。
有料購読申込

すでに会員の方はこちらから