客観的なデータで的確な売り場改善を図る

 イオンリテールが6月8日開業したイオンスタイル川口(埼玉県川口市)は、2018年8月に休業し、同日リニューアルオープンした商業施設「イオンモール川口」の核店舗だ。地上4階建ての建物にイオンスタイル川口を含めて150店舗が入居する同施設では、商圏は車で15分圏内を設定し、年間800万人の来店を見込んでいる。

 イオンスタイル川口の最大の特徴は、AIを活用してDXを推進するスマートストアであることだ。売り場面積9468平方mの衣食住+HBCを扱う店内には、カメラを利用して映像解析を行う「AIカメラ」を149台設置。売り場で立ち続け、商品を探しているお客を検知し、従業員に通知して接客を促す。また、お客が入店して商品をカゴに入れ、精算するまでの過程も記録。この行動データを基に売り場や棚割りの改善にもつなげる。

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