フランス全国学生連盟ファージュの発表によれば、大学、高等専門学校、専門学校の学生が食品などの生活必需品購入に費やす金額は月額平均で約350ユーロ(約4万6000円)だという。だが、コロナ禍で学食が閉鎖した上、アルバイトが無くなったなどの理由で、食べることもままならない学生が急増した。世論調査会社オドクサが15−30歳の若者を対象に行った購買力に関する調査(2021年1月)によると、コロナ禍で、約半数が「購買力が低下した」と答え、3割の若者は仕事を失ったという。
激流オンライン » 海外/フランス/コロナ禍で困窮する学生の生活支援に知恵を絞る大手小売業/在仏フリーライター プラド・夏樹