ホームセンターのよろず屋か。コメリパワー三条四日町店の約1万坪の売り場に並ぶのは、プロの職人が使う建材、金物などに留まらず、園芸品、ペット用品、文具・事務用品、寝装寝具等々にリフォームの受付まで。およそ生活に関わるものすべてではないかと思えるほどの品揃えがなされている。捧社長が言う「住環境の不満解消」。その一端をこの店で見ることができる。(インタビュアー・栗田晴彦)
商品のマス化で品質と低価格を両立
――コロナ下で既存店が絶好調です。中でも特に何が売れているのですか。
捧 21年3月期は燃料を除く全カテゴリーがプラスだったんですが、ご家庭用で言いますとリフォーム資材、園芸用品などの住関連商品が大きく伸びました。外出自粛やリモートワークで、皆さん家で過ごす時間が長くなっている。そうするとやはり住環境を改善したいというニーズが出てきますよね。
――在宅勤務でDIYをやる余裕もできたしと。
捧 ご自分でされる方はもちろん多いんですけど、実は施工工事の注文も増えています。店舗で資材を購入して、取り付け、張り替えなどもコメリにやってもらおうという方が非常に多くなっているんですね。施工はホームセンター(HC)の重要なサービスとして我々20年以上も前からやっていまして、もうかなりのウェートを占めるまでになっていたんですが、コロナ以降はこれがさらに伸びているんです。