コメリは3月22日、社外取締役候補者として三井物産フォレストの菊地美佐子社長が内定したと発表した。今年6月下旬に開催予定の定時株主総会での承認を得て、正式に決定される予定だ。

 菊池氏は1984年三井物産入社。2001年広報部編集製作室室長、06年CSR推進部コーポレートブランド戦略室室長、09年環境・社会貢献部地球環境室室長、15年環境・社会貢献部部長を経て、18年に関連会社の三井物産フォレスト社長に就任した。

 コメリは菊池氏を選任した理由について、「高度な専門知識と企業経営における豊富な経験を有し、幅広い視野と豊富な経験を生かして、当社の経営上の監督等に十分な役割を果たしていただけるものと判断した」と説明している。

 三井物産フォレストは林業を営む三井物産の100%子会社。全国74カ所、約4万4000ヘクタールの社有林を管理している。持続可能な森林づくりを進めており、環境保全、サステナビリティの面などで今後コメリとの連携もありそうだ。