カインズは12月25日、近鉄百貨店(大阪府)とフランチャイズ契約を締結したと発表した。都市型店舗の「カインズ」業態を出店する予定だという。

 百貨店とのFC契約は岡島百貨店(山梨県)に続き2社目。小売業ではこのほか、アークス(北海道)、イシヅカ(群馬県)、岡島(山梨県)、ウシオ(鳥取県・岡山県)、金秀興産(沖縄県)の6社と契約している。

 カインズは従来のモノを売る店舗から、「こどもとおうちキャンプしたい」「映画館みたいな部屋にしたい」など、お客一人ひとりの多様化した暮らしのニーズに応える「くらしDIY」の提案を強化中だ。それを具現化する店舗として、都市型店舗の出店を積極的に進めている。

 近鉄百貨店についてカインズは「大阪での知名度が高く、長い歴史を有しブランドの信頼性を持つ」とした上で、提携により「多くのお客様にカインズならではの価値をお伝えできることを期待」しているという。今回のFC契約により、カインズの都市型店舗の出店に弾みがつきそうだ。